こんにちわ。
施設基準管理士、カジハヤトです。
施設基準をチェックしていたらこんな言葉がよく出てきます。
- 看護職員
- 看護要員

「様式9」の説明とか「入院基本料に関する掲示事項」とかにも関係してくる事柄です。
ぱっと見た目、同じような言葉ですが施設基準の運用上、意味が異なります。
今回は看護職員、看護要員の違いについて解説します。
この記事は看護職員、看護要員の違いについて知りたい方にオススメの記事です。
病院施設基準入門【体制・配置要件】看護職員・看護要員の違いを解説!!
概要
看護職員と看護要員・・・。同じような言葉ですね。
ですが、病院施設基準の運用上、明確に異なります。

適当に考えると大変なことになります。
結論から言うと
- 看護職員:看護師と准看護師
- 看護要員:看護職員と看護補助者
です。
順に説明していきます。
看護職員:看護師と准看護師
看護職員とは
看護職員 = 看護師 + 准看護師
です。

何故か数式で表してみました・・・。
看護職の内、資格者のことですね。
施設基準ではどう使われているかというと、例えば「看護職員夜間配置加算」の施設基準を見てみようと思います。
看護職員夜間配置加算の施設基準
(1) 看護職員夜間12対1配置加算1の施設基準
イ当該病棟において、夜勤を行う看護職員の数は、常時、当該病棟の入院患者の数が十二又はその端数を増すごとに一以上であること。ただし、当該病棟において、夜間に看護を行う看護職員の数が本文に規定する数に相当する数以上である場合には、各病棟における夜勤を行う看護職員の数は、本文の規定にかかわらず、三以上であることとする。
看護職員という文言が出てきますね。
前述のとおり看護職員は看護師と准看護師のことを指します。
その他の看護補助者などは含まれませんので注意してください。
看護要員:看護職員と看護補助者
看護要員とは
看護要員 = 看護職員 + 看護補助者
です。

先程の、看護職員に看護補助者を合わせたものになります。
看護の資格者に補助者も合わせますので、看護職全体と言えます。
施設基準ではどう使われているかというと、例えば「第3 届出受理後の措置等」を見てみようと思います。
第3 届出受理後の措置等
1 届出を受理した後において、・・・
ただし、次に掲げる事項についての一時的な変動についてはこの限りではない。・・・
(3) 1日当たり勤務する看護師及び准看護師又は看護補助者(以下「看護要員」という。)の数、看護要員の数と入院患者の比率並びに看護師及び准看護師(以下「看護職員」という。)の数に対する看護師の比率については、暦月で1か月を超えない期間の1割以内の一時的な変動。
こんな感じで看護要員が出てきます。例の通り、看護要員は看護師及び准看護師又は看護補助者を指します。

例ではそのまま、看護職員と看護要員の説明になっちゃってますけど・・・。
まとめ
今回は看護職員、看護要員の違いについて、例を交えて解説しました。
- 看護職員:看護師と准看護師
- 看護要員:看護職員と看護補助者
です。
今回はここまでです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。