こんにちわ。
施設基準管理士、カジハヤトです。
2024年度診療報酬の改定率が決着しました。
本体:0.88%(プラス改定)
です。
医療機関の皆さん、喜ぶのはチョット待って。
厚労省の資料から本体プラス改定の中身を見ていきましょうよ。
この記事は診療報酬改定率(2024年度)の中身をザックリ知りたい方にオススメの記事です。
診療報酬改定2024年度(令和6年度)|改定率、本体0.88プラスで決着!中身をわかりやすく解説
診療報酬改定率(2024年度)に関しての厚労省の資料は以下です。
これが、本体:0.88%(プラス改定)の中身ですね。
要約すると、プラス0.88%の内訳は以下となります。
- いわゆる「実質的な本体改定」部分:プラス0.46%
- 看護職員、病院薬剤師、その他の医療関係職種の処遇改善(賃上げ)部分:プラス0.61%
- 入院時の食費引き上げ部分:プラス0.06%
- 適正化部分:マイナス0.25%
これらを足し合わせると0.88になりますね。
0.46+0.61+0.66ー0.25=0.88
なので、実質な本体改定は0.46%のプラス改定となります。
でも、ちょっとまって!!
こんな但し書きがあります。
40 歳未満の勤務医師・勤務歯科医師・薬局の勤務薬剤師、事務職員、歯科技工所等で従事する者の賃上げに資する措置分(+0.28%程度)を含む。
0.46%のプラスの内、0.28%は医療従事者の賃上げ分なんですって。
てことは・・・。
0.46%-0.28%=0.18%
実質改定率は
0.18%のプラス
ということになります。
0.18%か・・・当初の0.88%からだいぶ減りましたね。
まとめ
2024年度診療報酬の改定率に関して、0.88%のプラス!!と言う見出しが躍りました。
しかし、実態は
- 0.18%のプラス
ということになります。
0.88のうち医療従事者の賃上げ分が多くを占めています。
賃上げの対象となる医療従事者は素直にうれしいでしょうね。
ただ、予想されることとして、処遇改善加算やベースアップ加算なるものが新設されそうです。
ほんで、加算を取得するためには根拠書類を提出するような・・・。
面倒くさくはなりそうですね。
詳細はこれから中医協で検討されます。
今回はここまでです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。