こんにちは【精神科病院用務員】の梶隼人です。

一旦、社会人になって、そこから看護師を目指す方は多いです。

そういった場合、精神科病院に勤務するのがベストでないかと思います。(看護師資格取得前も、取得後も)

私の20年弱の精神科病院勤務の経験から説明します。

 社会人から看護師資格を取得し、看護師に転職するに実に多くのルートが存在します。

これに関しては別記事で説明するとして、代表的なルートは次のルートです。

一番人気のルート
准看護学校に2年間通い、准看護師資格を取得します。

その後、看護学校に2年間通い、看護師資格を取得します。

(一般的な3年生の高等学校を卒業している場合)

このルートが人気です。

その理由はやはり

  • 働きながら看護師を目指せる

からだと思います。

やはり、一度社会に出ると収入なくなるのは辛いですよね。

ですので、本記事ではこのルートを軸に精神科病院に勤務するのがベストな理由を説明します。

それでは、早速本題に入ります。

精神科病院に勤務するのがベストな理由は以下です。

  1. 先輩からアドバイスが聞ける。
  2. 働きながら看護学校に通える。
  3. スタートラインが同じ。

順に説明していきます。

先輩からアドバイスが聞ける

 

 社会人から、看護師を目指すには一旦、精神科病院に就職してしまったほうが断然有利です。

ですので、まずは一旦精神科病院に就職してしまいましょう。

このときはまだ、看護師資格がありませんので、看護補助者という立場になります。

看護補助者は看護師のサポートをするという大事な役割があり、正社員ですとそれなりの待遇が受けられます

最低1年間は看護補助者として勤務しましょう。

ここでの一番の利点は

先輩看護師のアドバイスが聞けるということです。

というのも、精神科病院の看護師の多くは社会人から転職して看護師になった方々です。

そう、過去にあなたと同じ立場だった方々です。

逆に総合病院等では、新卒の看護師が多数を占めます。

社会人転職組の看護師は希少になる傾向にありますので、絶対に精神科病院がおすすめです。

過去に同じ立場だった先輩のアドバイスはとても貴重で、看護学校の選び方から、補助金の受け方、授業の受け方、更には看護師になってからの待遇など生きた情報が手に入ります。

2020年現在、地方の精神科病院は看護補助者不足ですので、よほどのことがない限り受け入れてもらえます。

しかも、看護学校には精神科病院の職員が教師として講義に行っています。

看護学校の先生は、職場の先輩ということです。

そのような、つながりのある看護学校でしたら、入学もスムーズです。

もちろん、その先輩の言動を聞いていればテスト問題の傾向もつかめるかもしれません。

(テスト問題を直接聞き出してはいけませんよ。)

更に、精神科病院からの推薦状があれば、看護学校としても入学を断りにくいですよね?

これはかなりのアドバンテージです。

というのも、近年、社会人からの看護師転職は人気があり、看護学校も倍率が上がっているからです。

看護師資格取得後の就職でも有利になりますので、一旦精神科病院に就職してしまうのがおすすめです。

話は逸れますが、運が良ければ、ここでパートナーもゲットできます。

私の勤務している精神科病院でも、何組か学生の間に出会って結婚しています。

働きながら看護学校に通える

精神科病院では働きながら看護学校に通えます。

ここが、めちゃくちゃポイントが高いです。

パート扱いになるなど勤務形態は変わる可能性がありますが、働きながら学校に通えます。

また、土日や祝日、夜間の勤務に融通を付けてくれます。

「別に精神科病院出なくても、勤務しながら学校に通えるよ。」

という意見もあると思います。

正しくその通りですが、精神科病院は別格です。

病棟の種類にもよりますが、救急の病棟でない限り勤務はそこまできつくありません。

だいたい雰囲気でわかると思います。

更に、運がよければ関連施設の宿直に入る事も出来ます。

精神科病院を開設する医療法人はだいたい、敷地内に福祉施設を併設しています。

そこに宿直で入ることができます。

宿直は、基本寝ることができるので、夜勤より圧倒的に楽です。

これに、入ることが出来れば、他のルートも選択肢に入ってきます。

私は、宿直をしながら4年生の大学に進学し看護師資格を取得した職員を知っています。

また、看護師免許取得後にそのまま精神科病院に勤務する条件で奨学金を出してくれたり、勤務年数によっては返済を免除してくれたりといった制度がある精神科病院もあります。

いずれにせよ、一旦看護補助として、精神科病院に勤務し信頼を築く必要がありますね。

スタートラインが同じ

さて、無事看護師免許を取得されたら、はれて看護師として勤務します。

もちろん、これまで私が説明したステップを踏んで、そのまま精神科病院に勤務すれば、勤務年数の引き継ぎや、奨学金の返済免除もうけられるでしょう。

それ以外でも資格所得後に精神科病院に勤務するのが超おすすめな理由があります。

それは

スタートラインが同じなのです。

どういうことかと言うと、精神科病院では新人看護師はほとんどが、社会人転職組です。

そう、あなたと同じ立場の人たちです。

他は子育て等で一旦、前線を離れていた看護師の再就職組です。

ですから、スタートラインが同じなのです。

他の病院ではそうはいきません。

若い新卒組や大学卒業組が名を連ねています。

おわかりのように、あなたのこれからのキャリア形成に影響していきます。

精神科病院では、看護師長や管理職を目指すことができます。

私の知る限り、ほとんどの精神科病院の看護責任者は社会人転職組です。

トップを目指すには精神科病院がベストなのです。

まとめ

これまで、説明したように社会人から看護師に転職するには、精神科病院に勤務するのが最強の選択肢です。

私の勤務する精神科病院では、他の職種の職員やもともと看護師に興味のなかった職員まで、私の説明したルートで看護師を目指しています。

精神科病院看護師はそれほど魅力的な職種なのです。

仮に精神科が合わないと思えば、学校在学中に意思を変えることもできます。

資格所得後に他の病院や施設に就職すればいいのです。

とりあえず、精神科病院に勤務しながら学校い資格を取得しましょう。

昨今のコロナ禍においても看護師の評価は高まっています。

みなさんも、精神科病院で看護師を目指してみませんか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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