こんにちは。【精神科病院用務員】梶隼人です。
今回は私が精神科病院に入職して驚いたことシリーズです。
作業療法士について紹介しようと思います。
何に驚いたかって、めちゃくちゃ収入に貢献できる職種と言うことです。
一人の作業療法士が1日100,000円近くの医療収入を稼ぎ出します。
しかも精神科作業療法を行うのきかかる費用はほとんど人件費だけ・・・。
・・・凄くないですか。
以下、その理由を説明していきます。
目次
作業療法士はめちゃくちゃ医療収入に貢献!!その理由
精神科病院において作業療法士は精神科作業療法という医療行為を行います。
作業療法士がめちゃくちゃ医療収入に貢献する理由はこの精神科作業療法が破格だからです。
精神科作業療法が破格な理由は以下です。
医療収入の金額は診療報酬という指標で決められています。
これが・・・破格のなのです。
- 精神科作業療法は1回2時間で2,200円。
- 精神科作業療法は集団で行える医療行為です。1回25人まで。
- 精神科作業療法は1人の作業療法士が最大1日50人まで行えます。
順に説明していきます。
基本的には、絵を描いたり、歌を歌ったり、散歩をしたりします。
日常生活動作の回復を目指します。
精神科作業療法は1回2時間で2,200円。
精神科作業療法は1回2時間で行われます。
その医療収入は2,200円です。
精神科病院には2,200円の収入があるといういうことです。
実際には保険診療ですので、保険者と患者さんで折半されます。
患者さんの負担が3割に場合は患者さん660円、
保険者1,540円です、合わせて2,200円の収入が精神科病院にはあると言うことになります。
時給に直してみたら、1,100円です。
これだけではそこまで、凄いとは思いませんね。
凄さの神髄は次の理由からです。
精神科作業療法は集団で行える医療行為です。1回25人まで。
精神科作業療法は集団で行うことが可能なのです。
例えば、みんなで散歩したり、みんなで歌を歌ったり・・・。
これが20人ならどうでしょうか?
先ほど、精神科作業療法の医療収入は2,200円と言いました。
ですので2,200円×20人で44,000円です。
これ凄いですよね?
ケータイショップでの事務手数料が1回3,000円とか・・・
散髪に言っても1回3,000円くらいじゃないですか?
作業療法士は精神科作業療法を行って、その何倍もの医療収入を2時間ではじき出すことになります。
因みに何人でも制限無しに出来るのではありません。
一人の作業療法士が行える精神科作業療法は1回25人までと決められています。
なので、実際は作業療法助手(OTA)がアシスタントに付くことが多いです。
OTAは作業療法士のような特別な資格は必要ありません。
精神科作業療法は1人の作業療法士が最大1日50人まで行えます。
前項で、作業療法は1人の作業療法士が1回25人までと言いました。
これを1日で考えると、一人の作業療法士は1日に50人まで行うことが可能です。
ですが、一人の作業療法士がこれだけ行うのはなかなか難しいようです。
私の勤務している精神科病院の作業療法を例に出します。
一人の作業療法士は午前の部と午後の部に分けて、それぞれ10~15人くらいの患者さんに作業療法を行っています。
1日では20~30人の患者さんを診ることになります。
医療収入に換算すると44,000円~66,000円です。
月では、20日くらい行いますので、880,000円~132,000円になります。
・・・凄すぎ。
コスパも最高なのです。
まとめ
今回は作業療法士は、めちゃめちゃ医療収入に貢献できるという話でした。
そして、一人の作業療法士がたたき出す医療収入を紹介しました。
しかしながら、実際には精神科作業療法を行うには医師の指示が必要ですし、作業療法助手の協力も必要です。
やはり、チームワークは重要ですね。