こんにちわ。
施設基準管理士、カジハヤトです。
標準型電子カルテって開発されているはずなんですが、今どんな状況なんでしょうか?
私の勤務している医療機関は電子カルテ未導入です。
国が開発する標準型電子カルテに興味津々です。
今回は標準型電子カルテの進捗について最新情報を調べてみました。
この記事は、医療機関にお勤めの方で標準型電子カルテに興味のある方にオススメの記事です。
医療DX|標準型電子カルテって今どんな状況?最新情報調べてみました
概要
そもそも、標準型電子カルテって、国の進める「医療DX」の3つの柱の中にでてきます。
- 「全国医療情報プラットフォーム」
- 電子カルテ情報の標準化、標準型電子カルテの検討
- 「診療報酬改定DX」
①の「全国医療情報プラットフォーム」って簡単に言うと、
- 医療情報をみんなで共有しましょっ!
って話。
そして、共有される情報は薬の情報や健康診断の情報から始まり、最終的にはカルテ情報まで共有しようとしています。
ここで、重要なのはカルテ情報を共有するなら、電子カルテの導入が必須ということ。
ここで登場するのが、②の標準型電子カルテです。
これがどういうものかというと、
ってこと。
これが示されたのが、2022年の6月頃だったか、それが今どうなってるのかな?って言うのが今回のお話です。
標準型電子カルテ最新情報
標準型電子カルテで今わかっていること。
主なことは以下の4つです。
- クラウド型
- 「HL7 FHIR」形式に準拠
- α版を開発中
順に説明していきます。
クラウド型
クラウド型ってサーバーがクラウド上にあるタイプのことです。
クラウド上に置かれたサーバーを院内からアクセスします。
これに対して、従来からの院内にサーバーを置くタイプをオンプレミス型といいます。
昨今はサイバーセキュリティーや自然災害への対応が命題になっています。
クラウド型への移行は自然の流れと言えます。
「HL7FHIR」形式に準拠
標準型電子カルテは「HL7 FHIR」という形式に準拠しています。
カルテ情報共有するのにデータ形式が同じでないと困りますよね?
今後、カルテ情報を共有するには「HL7 FHIR」形式に準拠したシステムでないといけません。
ですので、標準型電子カルテはこれに準拠しています。
α版を開発中
現在α版を開発中とのことです。
α版って正式版をリリースする前にユーザーに試用してもらうための試用版のことです。
無床診療所が対象です。
選ばれた医療機関を対象に、2025年初めにはテスト的な運用が予定されています。
もうすぐですよね。
まとめ
標準型電子カルテの最新情報についてみてきました。
標準型電子カルテは
- クラウド型
- 「HL7 FHIR」形式に準拠
- α版を開発中
です。
α版は無床診療所が対象ですが、本格版は有床診療所や200床未満の病院も対象となる予定です。
もうふと踏ん張りして300床位までどうでしょうか?
今回はここまでです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。