こんにちわ。
施設基準管理士、カジハヤトです。
令和6年診療報酬改定に向けて、入院時食事療養費に関する議論が活発化してきています。
今回は入院時食事療養費に関する議論(医療保険部会【11月9日】と中医協総会【11月10日】)についてザックリまとめてみました。
この記事は令和6年診療報酬改定について特に入院時食事療養費に関して知りたい方にオススメの記事です。
令和6年度診療報酬改定(2024)入院時食事療養費、患者負担引き上げ?議論。ザックリまとめました。
そもそも、何が問題かというと
- 食材費が高騰しているにも関わらず、入院時食事療養費は30年近く変わっていない!!
というところなんです。
食材費が高騰したことにより給食委託費は2022年には1,997円に上昇しています。
一方、入院時食事療養費の1,920円のままです。(マイナス77円)
医療機関としては食事を提供すればするほど赤字がでてしまうということです。
そりゃあどうにかしなけりゃということで、議論が始まっています。
今回は
- 第170回 社会保障審議会医療保険部会(令和5年11月9日)
- 第563回 中央社会保険医療協議会総会(令和5年11月10日)
の2つの議論の内容を私なりにザックリまとめてみました。
まとめると・・・。
- 値上げに関しては賛成多数。
- 患者の自己負担を引き上げる。
です。
順に説明していきます。
値上げに関しては賛成多数。
まずは、値上げの関しては賛成多数です。
物価、人件費が上昇する中で、入院時食事療養費の引き上げはしかたないですよね。
このままでは医療機関の給食部門は赤字です。
そもそも、30年近く上がってないというのがおかしな話です。
患者の自己負担を引き上げる
もう一つは「患者の自己負担を引き上げる」です。
どうやら、患者の自己負担を引き上げ、医療保険給付は据え置くことで話は進んでいるようです。
今、一般の方は一食につき460円です。
ここが値上がりするということです。
税金も高くなるが・・・。食事代まで上がるか・・・。
まとめ
令和6年度診療報酬改定で、入院時食事療養費をどうするか議論が進んでいます。
- 第170回 社会保障審議会医療保険部会(令和5年11月9日)
- 第563回 中央社会保険医療協議会総会(令和5年11月10日)
での議論の内容をザックリまとめると
- 値上げに関しては賛成多数。
- 患者の自己負担を引き上げる。
です。
そもそも、この話はコロナ前もありましたからね。
やっとか感もあります。
患者の自己負担を上げるというのは社会保障費上げられないからなんですかね。
とは言え、まだ議論の段階なんで、これから具体的にいくら上げるのか、もしくは医療保険給付も上がるかもしれませんね。
今回はここまでです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。