こんにちわ。
施設基準管理士、カジハヤトです。
令和５年１０月から始まるインボイス制度。
医療機関でも準備を進めていかなければなりません。
今回はインボイス制度を理解する上で重要な概念、仕入税額控除についてわかりやすく説明しようと思います。
この記事はインボイス制度について知りたい方にオススメの記事です。
インボイス制度（適格請求書等保存方式）｜仕入税額控除とは？わかりやすく解説します。
仕入税額控除とは
消費税を算出する際に売上税額から仕入税額を差し引くこと。
をいいます。
これだけじゃ、訳が分かりませんが、消費税の話なんですよ。
ですので、消費税の仕組みから説明させていただこうと思います。
消費税の仕組み
あなたは買い物をするとき、お店に消費税を払っていますよね？
お店としては商品を売って、あなたから消費税を受け取るわけです。
例として、あなたは税込み４,４００円の商品を購入しましたとしましょう。
このとき、あなたは商品代４,０００円と消費税４００円をお店に支払ったことになります。
で、お店としてはその商品を仕入れるときに、仕入れ先に消費税を支払っているわけです。
例として、税込み１,１００円で商品を仕入れたとします。
この時、仕入れ先に商品代１,０００円と消費税１００円を支払ったことになります。
お店は消費税を受け取って、さらに支払っていることにもなります。
そして、お店はあなたから受け取った消費税額４００円（売上税額）から仕入れ先に支払った消費税１００円（仕入税額）を差し引いた３００円を国に納付しています。
因みに、仕入れ先はお店から預かっている売上税額１００円を国に納付するよ。
これで、お店の納付する３００円とあわせて４００円（あなたがお店に支払った消費税額）が国に納付されたことになる。
これが消費税の仕組みです。
仕入税額控除
さて、「消費税の仕組み」の説明をしたところで仕入税額控除の説明をしていきます。
とは言え、実は「消費税の仕組み」の説明の中で仕入税額控除は登場しています。
お店はあなたから受け取った消費税額４００円（売上税額）から仕入れ先に支払った消費税１００円（仕入税額）を差し引いた３００円を国に納付しています。
の部分、この
売上税額から仕入税額を差し引くこと！！
を仕入税額控除といいます。
まとめ
消費税の仕組みを踏まえて、仕入税額控除の説明をしました。
仕入税額控除は
- 売上税額から仕入税額を差し引くこと
ですので、基本的には「お店」の問題になります。
さて、ここからが問題なのですが、お店側としては仕入れ税額が多い方がいいよね？
だって、国に治める金額が少なくなるんだから。
このことが、インボイス制度に関係してきます。
インボイス制度と仕入税額控除の関係は以下の記事をご参照ください。
今回はここまでです。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
