こんにちわ。
施設基準管理士、カジハヤトです。
いよいよ10月からインボイス制度がスタートします。
会計時、患者さんからインボイスの発行を求められることはあるのでしょうか?
また、求められたらどう対応すればいいのか?
今回はこのことについて考えてみました。
私の勤務する医療機関も適格請求書発行事業者(インボイス発行事業者)になりましたのでインボイスのことを理解しておく必要があります。
この記事は医療機関にお勤めの方で、「患者さんからインボイスの発行を求められたらどうしよう!」って方におすすめの記事です。
目次
【医療機関・病院】会計時、患者さんからインボイスを求められたら?対応を考えてみた
まずは、勤務している医療機関が「インボイス発行事業者」かどうか確認しましょう。
インボイス発行事業者でなけばそもそもインボイスは発行できません。
その上で、患者さんからインボイスを求められたらどう対応したらいいか考えてみようと思います。
結論、患者さんからインボイス発行を求められるのは稀と言えます。
その理由は以下。
- 基本的に患者さんは消費者である
- 保険診療は非課税である
順に説明していきます。
①基本的に患者さんは消費者である
一つ目の理由です。
患者さんは消費者ですよね?
だからインボイスは無関係です。
そもそも、仕入れをしないから仕入税額控除の必要もありません。
ですので、基本的にはインボイス発行をお願いされることはありません。
ですが、患者さんが企業だったり事業主だった場合はこの限りではありません。
このことは後程、説明します。
②保険診療は非課税である
二つ目の理由です。
患者さんが支払う保険診療の自己負担分は非課税です。
ですので、これに関してもそもそもインボイスを発行する必要はないのです。
どのような場合にインボイス発行が必要か?
とは言えインボイス発行が必要なケースがあります。
例えば、患者さんが企業や個人事業主の場合で、かつ課税対象の売上がある場合です。
- 企業から委託された健康診断
- 個人事業主の予防接種
などが挙げられます。
これらに関してはインボイスの発行を求められる場合があると考えられます。
野球選手のインフルエンザワクチン接種料とか・・・。
前もって、インボイスの準備をしておく必要があるでしょう。
企業健診のインボイス例を作成していますので参考にしてみてください。
まとめ
患者さんからインボイスの発行を求められることはあるのか考えてみました。
結論、患者さんからインボイス発行を求められるのは稀で、以下のような場合は発行を求められる場合があります。
- 企業から委託された健康診断
- 個人事業主の予防接種
混乱しないためにも、窓口で会計をされる方は患者さんに発行するインボイスについて理解しておきましょう。
今回はここまでです。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。